この街に引越ししてから5年と4ヶ月。
あまり馴染みのない所でしたから、不安でいっぱいでした・・・。
マイホームを建築中の頃に、懇意にしてくださった方たちが
次々に亡くなられていく・・・。
一時代を築いていかれた立派な方達。
寂しいもんです。
つい先日も・・・。
先日亡くなられた方は元、宮大工。
若い職人(大工)を非常に可愛がってくれていた。
その方の家を訪ねては、建築の昔話や、職人としての心得、
技術、新しいものへの取り組み方、などなど教えて貰ったな。
その中でも一番心に残っているもの!
「職人は職人らしく、ピリッとせなあかんで!
日頃の行いもそうやけど、服装なんかおしゃれやないとあかん!
誰が見ても、大工さんて格好えぇなぁ!って憧れてもらわなあかん!
行き帰りは作業服脱いで、髪の毛整えて、背広着て帰るぐらい
気品溢れる職人にならんとあかんで!
それが職人っちゅーもんや!
今はな、時代が違うっちゅーてもな、大事なことなんやで!
あんたも、時代で片付けんとしっかりしぃや。」
その人に教えられました。
もくもくにとって、その人の影響は大きい。
これからは話が聞けないけど、
教えを胸に精進していきたいと思います。
ご冥福をお祈りいたします・・・。
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